2014年8月1日金曜日

①クラフトフェアまつもと


①クラフトフェアまつもと


松本ではクラフトフェアというものに出展すること自体が久しぶりだった。なおかつ、いつかは出してみたいと思っていたイベントということもあり緊張していた気がする。


たまたまではあるが、いく人かの友人と近くで出展することになり、気持ちとしてはずいぶんと楽になった。それがなければ、強張った顔のまま初日を終える可能性もおおいにあったと思う。
お客さんと話していても
「あ、ハイ。ソウデス。ハイ…。」
という調子ではせっかく使う方と直接やりとりできる機会なのにもったいない。実際、初めのひとつ、器が売れるまではそんな感じだった。


じつは昨年のクラフトフェアまつもとで信楽のある作家さんの手伝いをさせていただいた。技術、経験もさることながら、センスも抜群の作家さんだ。「まつもとクラフト」とはそういう作家が集まる場所という認識がある。その翌年である今年、自分が出展する、というわけでずいぶんと気負っていたのだ。


やきものを制作する作業自体は、わりと孤独なものだ。こつこつと手を動かし、制作し、発表する。当然、想定することも多くあれば、試作もするが、発表するまで客観性はない。様々な展示や経験をすることにより徐々に初めての場所でも、どんと構えることができるようになるのかもしれない。


終わってみると初めてのわりに、楽しく過ごすことができた。本当に周りの作家さん、手伝ってもらった友人、イベントを成功させるために動いている方々のおかげでいい時間を過ごすことができた。


いま、思い返すといいことしか思い出せない。また来年も出せるといいな、と思う。今度はもうすこし余裕を持って展示したいものだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿